成年後見制度とは認知症や知的障害、精神障害などにより判断能力が不十分な方を保護し、支援していく制度です。
本人の自己決定権を尊重し、障害や高齢などにより判断能力が十分でない方も社会と隔たることなく普通の生活を送れるようサポートいたします。
成年後見の制度は、法定後見制度と任意後見制度のふたつに分かれます。「法定後見制度」は、法律により本人の判断能力が不十分な状態になってから家庭裁判所が成年後見人などを選任します。これに対して「任意後見制度」は契約による後見の制度で、本人が判断能力のある間に判断能力が不十分な場合に備えて契約により任意後見人を選任するものです。
以下の方は、要チェックです！
①家族に認知症の人がいる
②離れて暮らす親の財産を誰が管理するか、迷っている
③子供がいないため、自分の老後のことが心配
「法定後見制度」は、認知症や知的障害・精神障害などにより、判断能力が不十分な人を対象としている制度であり、すでに認知症の症状が出た人や、判断能力が低下した人のための制度です。
《対象》
判断能力がすでに落ちていて、支援が必要な人
- 認知症患者
- 知的障がい者
- 精神障がい者 など
《手続き》
- 家庭裁判所への申立てをする。
- 後見人等となる人は家庭裁判所が決める。
- 支払う報酬は、家庭裁判所が決める。
「任意後見制度」は、現在はしっかりしているけれども、将来、判断能力が不十分になったときに備える制度であり、現在元気な人のための制度です。
《対象》
現段階では判断能力があり、自分で何でも決められる人
- 子供がいない
- 老後や死後のことを自分で決めたい
- 万が一認知症になっても親戚に迷惑をかけたくない
《手続き》
公証役場で公正証書を作る。
- 後見人となる人は、自分で決める。
- 支払う報酬は、契約で決める。
見守りサービスとは、定期的に訪問し、安否確認や、悪徳業者から被害防止をすることを目的としています。
ひとり住まいの高齢者は、さまざまなことで不安を抱えています。少しでもその不安を和らげ、楽しい生活を送ってほしいです。
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